| ■Q&A■〜目に関する疑問・質問にお答えします(サイト内のQ&Aのページにリンクしています)
Q
眼鏡に健康保険の適用はされないのですか?
Q
花粉症の治療法はどうするの?
飛蚊症について(2006.12)
Q
前から見えていた糸クズや小さい虫のようなものがふえています。
飛蚊症の症状の変化と思われます。眼の中にはゼリー状の硝子体とよばれる物質が入っています。歳とともに硝子体はゼリー状から液状に変化し、また体積も収縮して網膜から剥がれてきます(後部硝子体剥離)。この剥離した部分の一部の濁りが飛蚊症の原因になるのです。近視の人は硝子体剥離が早い時期からおこります。また胎児期の硝子体中の血管の名残りが原因となることもあります。このように飛蚊症は加齢や近視に伴う生理的なものがほとんどで、あまり気にしなくていいものが多いのですが、
まれに硝子体出血や網膜剥離、ぶどう膜炎のように放置すると失明につながる病気のサインである場合があります 。飛蚊症にはじめて気付いたときや、見え方の様子が変わったときには、病的なものでないか必ず眼科で検査してください。
はやり目について(2006.11)
Q
小学生6年の子供です。昨日から急に右目が赤く充血して、まぶたも腫れて涙目になっています
症状からはやり目(流行性角結膜炎)の可能性が高いと思われます。はやり目はアデノウィルス(
8 、 4 、 37 、 19 型)感染でおこる急性結膜炎です。感染してから1週間程度で発症し、激しいまぶたのはれ、目ヤニ、流涙、充血などの症状が2週間くらい続きます。また目の症状に先んじて風邪様症状や、耳前リンパ腺の腫脹がみられることがあります。幼児では、結膜の裏に偽膜という白濁色の膜のようなものができることがあり、放置すると黒目(角膜)の障害が強くなるため眼科で除去してもらいましょう。はやり目に対して直接有効な治療薬はありません。結膜症状は
10 日程度で治りますが、治療を途中でやめると結膜の瘢痕や角膜の混濁が永久に残ることがあります。混合感染予防、角膜混濁の抑制のため抗菌剤やステロイドの点眼が必要です。
白内障について(2006.8)
Q
60
歳の女性です。最近、光をとてもまぶしく感じることがあります。メガネをかけても文字がみづらくなっています。
眼の中でレンズの役割を果たしている水晶体は、透明で光をよく通します。ところが、年齢とともに水晶体のたんぱく質が変性し、次第に白く濁ってきます。これによって、視力の低下などの症状が現れるのが「白内障」です。明るい場所でまぶしく感じるのは白内障の代表的な症状です。
水晶体の濁りは、時間とともに少しずつ進行するため、視力は徐々に低下していきます。それによって、新聞が読みにくいなど、日常生活に支障を来すようになります。
白内障では治療として、必要に応じ眼内レンズを入れる手術が行われます。ただしまぶしさや視力低下の原因は黄斑変性症や緑内障などといった網膜や視神経の病気を合併していることもあります。必ず眼科専門医に診てもらいましょう。
視力低下について(2006.7)
Q
子供の視力が悪くなっています。メガネをかけさせたくないので視力回復トレーニングに通わせたいと思うのですが効果はあるのでしょうか?
視力低下の原因は近視とはかぎりません。遠視、乱視の場合もあります。まず視力低下の原因がどこにあるか眼科で調べてもらいましょう。調節緊張がある場合は目薬や、視力訓練などで治療します。視力回復トレーニングは仮性近視(調節緊張
)には有効ですが、高額な費用が必要になる場合も多く、いわゆる視力回復の見込みのない軸性近視でも入会を勧める業者も多いので注意して下さい。調節緊張の多くはトレーニングセンターに通わなくてもコンピューターゲームは
1 日 30 分以内にする。本と眼の距離を 30 cmから 40 cmにし姿勢をよくする。寝ころんで本を読まない等を守るだけでも視力が改善することがあります。当院では、日常の生活における諸注意点についても指導させていただいています。
視力低下について(2006.6)
Q
小学生の子供が今年はじめて学校の検査で視力低下を指摘されました。メガネは出来るだけ掛けさせたくないのですが…
視力低下というと近視になっているのではと考えがちですが、仮性近視(調節緊張)や遠視、乱視の場合もあります。初めての視力低下の場合は特に、調節麻痺剤の点眼薬を用いた屈折検査や、ピントの遠近切替えのスムーズさなどを調べる調節検査が必要です。調節緊張がある場合は目薬や、視力訓練などで治療します。近視でも両眼の視線の向きに問題がなく視力が
0.7 以上ならメガネは掛けないでもよいでしょう。もちろん学習への支障などを考慮して眼鏡処方が必要になる場合もあります。適切に処方されていれば、メガネの装用が近視を進めるという論文はありません。また遠視で視力が低下している場合にはメガネを装用させないと学習に障害がでることもあるので要注意です。
ドライアイについて(2006.6)
Q
ドライアイと診断され市販の目薬をさし、瞬きも意識してするようにしているのですがあまり効果がありません。
眼球表面を覆っている涙は、目の上部外側にある涙腺から出る涙液に、上下のまぶたの縁にあるマイボーム腺から分泌される油分などが加わり、眼球に近い方から、粘液、水分、油分の三層構造となっています。
通常のドライアイは、涙腺から出る涙液が少なくなって起こるタイプと、マイボーム腺が詰まって油分が少なくなって起こるタイプの二つがあります。前者では、涙の分泌口である涙点を、涙点プラグ(シリコン製の小さな栓)で栓をして、涙をためて乾燥を防ぐ方法、後者では、蒸しタオルなどでまぶたを温めたりマッサージして詰まっている脂分が溶かす方法があります。抗菌剤使用が必要な場合もあり
ます。適切な治療のために、再度眼科受診をおすすめします。
赤ちゃんの視覚(2006.2)
Q
生後2ヶ月の赤ちゃんはどの位見えていますか?
赤ちゃんの目は器官としては誕生時に完成しているのですが、視力・色覚・調節(ピント合わせ機能)・視野・眼球運動・両眼視機能(両眼の視線をあわせて遠近感を感じる)といった視覚機能は誕生と同時に脳や身体の他の機能の発達と連動して育っていきます。生まれたばかりの赤ちゃんは、視力
0.02 程度と考えられぼんやりした世界の中にいます。 色は感じていますが明確な区別はまだ出来ていません。
次第に視力は向上し生後3ヶ月で 0.1 程度になると考えられています。両眼の視線を揃えて動かすことはまだ出来ませんが、2ヶ月までの間に正面にあるものを凝視出来るようになります。この時期に
授乳、抱っこのときなど、顔を近づけてしっかり見つめて話し掛けてあげることが大切です。触覚や聴覚を刺激することが目の発達をうながすのです。
ブルーベリーについて(2006.1)
Q.ブルーベリーが眼にいいというのは本当?
A. 第二次世界大戦中、イギリス空軍で夜間の空中戦でも敵がよく見え成果をあげるパイロットについて調査したところ、
ブルーベリー ジャムをよく食べていたことが判明。これをきっかけに、
詳しい 研究が始まりました。ブルーベリーに含まれる色素であるアントシアニンには毛細血管の保護・強化作用、血液循環を向上させる効果が報告されています。実際、海外ではアントシアノサイドとして
( イタリア、フランス、ジーランド ) では夜盲、脳血管障害、胃潰瘍の医薬品として用いられています。またアントシアニンの視機能に対する作用として、糖尿病網膜症、白内障、緑内障、調節緊張(偽近視)、パソコン作業などに起因する眼精疲労などに対する作用、効果の研究がすすめられています。ブルーベリーの中でも野生種のビルベリーが特に効果が高いといわれています
。
円錐角膜について(2006.1)
Q.
円錐角膜というのはどんな病気ですか?
A. 円錐角膜は、黒目の中央部よりやや外下方が円錐状に徐々に突出してくる病気です。一般に思春期に発症し、徐々に進行して
30 歳ごろには進行が停止するとされています。多くの場合、両眼性ですが、左右の進行度は同じではありません。最近のわが国での発症率は、
2,000 人に 1 人といわれています。
円錐角膜の原因は未だ解明されていませんが、遺伝、アトピー、僧帽弁逸脱症候群、ダウン症候群などとの関連が考えられています。“目をこする”癖も、重要な要因になっていると考えられています。症状は主として角膜変形による乱視に起因しているため、ハードコンタクトレンズ装用により多くの場合、良好な視力を維持することができます。失明することはまずありません。
適正なコンタクトレンズは進行を抑えると考えられています。心当たりのある方は受診してみて下さい。
緑内障について(2005.12)
Q.とくに自覚症状もありませんが緑内障の場合もあるのですか?
A. 緑内障はいくつかの病気の総称で、眼球の圧が高くなったり、血流が障害されることにより視神経が障害を受ける病気です。親が緑内障であったり、近視の人はリスクが高いとされています。また、若いときから目が良く眼科に縁のなかった人で、急に目や頭が痛む急性発作を起こすことがあります。この場合治療にはレーザー治療や手術などの緊急的な処置が必要です。慢性緑内障では自覚症状がほとんどなく、じわじわ視野欠損が進行します。徐々に視野が欠けてくるので末期になるまで気づかないことが多いのです。
40
歳以上の 17 人に1人は緑内障でありその内 8 割は未治療であるとされています。視神経は一度障害を受けると回復しません。早期発見、早期治療が大切です。
光視症と飛蚊症(2005.9)
Q.六十歳の女性。最近、いくつか小さいゴミが動くのがみえます。また灯りがないのに光を感じるのですが眼の病気でしょうか?
A. 視野の周辺部などに実際にはない光を一瞬感じる症状を光視症(こうししょう)といい、黒い点が動くように見える症状は、飛蚊症
(ひぶんしょう)といいます。五十〜六十代の人によく起こる症状です。眼球の中にある、ゼリー状の硝子体(しょうしたい)は、若い時は、固く、網膜にしっかり接着していますが、加齢とともに小さくしぼみ網膜から離れて、一部が水のようになります。網膜と接着していた硝子体には、糸のような繊維があり、その影が見えるのが飛蚊症の原因で最も多いものです。硝子体が網膜から離れていく過程で、網膜を刺激して光視症を起こすことがあります。飛蚊症は生理的なものがほとんどですが、光視症もあるときの網膜裂孔の合併率は4分の1程度もあるといわれています。まず眼科を受診してください。早期発見、早期治療が大切です。
ブルーベリーと近視について(2005.9)
Q.ブルーベリーを食べると近視が進まないと聞きましたが本当ですか?
A. ブルーベリーを食べて目の疲れが改善したり、光刺激に対する反応が改善することは報告されていますが近視が良くなると言う論文はありません。ブルーベリーに含まれる色素であるアントシアニンには毛細血管の保護・強化作用、血液循環を向上させる効果が報告されていますが、このことが目の疲れの改善に関係あるようです。目の一番奥にある網膜には、外からの光を電気信号に変えて脳に送る細胞、視細胞があります。視細胞の中で、電気信号を作り出しているのがロドプシンというタンパク質です。光を受けるとロドプシンは分解して電気を発生し、光の刺激がなくなると再び合成されて次の刺激に備えます。ところが年をとったり、目を酷使すると、ロドプシンの再合成が遅くなります。この時ブルーベリーに含まれる色素であるアントシアニンがロドプシンの再合成を助け光刺激に対する反応が改善すると考えられています。
眼精疲労について(2005.7)
Q.最近手元の作業をすると眼が疲れ、頭が重くなります。老眼でしょうか?(38歳女性)
A. 中年女性の疲れ眼には多くの原因が考えられますが、「遠視」と「老視」がまず疑われます。日本人の場合老眼になる平均年齢は43歳といわれています。38歳の年齢を考えると老眼というよりは遠視ではないでしょうか?遠視は”遠くが良く見える”と思っている人が多くいますが、実は遠くも近くもがんばって調節しないとピントが合いません。若いうちは調節力が十分あるため症状を自覚しない場合もありますが、年齢とともに調節力が衰えると眼の負担が大きくなり疲れるのです。この場合適切な眼鏡装用が必要です。ただし遠視の人では閉塞隅角緑内障の軽度発作の可能性もあるので要注意です。「疲れ目」の原因にもいろいろありますから、一度眼科専門医に見てもらいましょう。
近視の治療について(2005.6)
Q.近視の治療はどのようにするのですか?
A.小学生になり読書や、コンピューターゲームなど近方作業が多くなるとピント合わせの機能が緊張し、一時的に水晶体の屈折力が増加した状態(仮性近視=調節緊張)になり眼球レンズ系の結像位置が網膜の前方になることで遠方視力が低下します。眼軸長が長くなったことに起因する近視(軸性近視)は現在、メガネ、コンタクト、レーザー手術など光学的な方法による以外治療方法がありません。しかし、調節緊張と軸性近視が合併していることがよくみられること、また視力低下の原因には近視や調節緊張以外に遠視、乱視の場合もあるので、調節麻痺剤を用いた屈折検査および調節機能の検査も大切です。調節緊張は調節麻痺効果のある目薬や視機能訓練などで治療します。視生活の改善に心がけることも大切です。
近視の成因と食生活(2005.5)
Q.小学校の娘ですが近視になりやすい食べ物はあるのですか?
A. 近視の成因はまだはっきりと解明されていませんが、糖分のとり過ぎが近視を進めるという説(アシドーシス説)があります。糖分を摂るとビタミンBやカルシウムが消費されます。ウサギに砂糖を大量に与えることで、近視を誘導した実験が報告されています.糖分を大量摂取することで眼球壁や眼カ壁が脆弱になることが原因のようです。以下に近視を進ませないために好ましい食べ物と大量摂取をさけたい食べ物を列記します.バランスのとれた食生活を心がけることが大切です。
「好ましい食べ物」
熟した果物、新鮮な生野菜、生チーズ、半熟卵、良質タンパク質(納豆・ナッツ等)ヨーグルト
「大量摂取をさけたい食べ物」
チョコレート、炭酸飲料(カルシウムの排出促進)
白糖・白米・小麦粉(クロミウム排出促進) |