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名前の由来は白内障は進行すれば瞳孔領が白くみえてくるので名前の由来は納得できますが、緑内障は眼が緑色に見えるわけでもないのにどうして緑内障というのでしょうか?(最近は白内障も眼が白く見えない内に手術してしまうことがほとんどですが)
緑内障は英語でGlaucomaといいますが、Glaucoとは青緑色の色調を意味する言葉(乳糜色や海のような色調という説もあるらしい。)です。
緑内障の名の由来は、やはり瞳孔が緑色に見えることからきているらしい。
ところで緑内障の歴史を詳しく研究された黒瀬先生は以下のような興味ある考えを述べておられます。
ヒポクラテス全集のGlaucosee(Glaucoma)という疾患名は、以降19世紀に至るまでの2ミレニアムを通じて、ギリシャ人、アラブ人、ローマ人の医師、そして文芸復興後のヨーロッパ医師の間に受け継がれ生き残り、ある時は水晶体の疾患、ある時は角膜の疾患、房水の疾患、硝子体の疾患、またはブドウ膜の慢性疾患、時にはさらに眼球の硬くなる疾患等々の症候論的、病因論的、罹患臓器組織別に原因推論の華を咲かせてきたようです。それもこれも失明に連なる眼の変化を一括してGlaucomaの言葉で表していた感がするのですが......... 。
ところが18世紀末から19世紀の初頭にかけて、Glaucomaとは高眼圧に伴う疾患群という報告がなされはじめてくる。以下略
黒瀬 芳俊 日本の眼科 71:7号(2000)p919-920
21世紀を迎えた今日、分子細胞生物学の進歩により、網膜神経節細胞の細胞死や、軸索障害が分子機構から検討することができるようになり、徐々に視神経障害のメカニズムが解明される可能性がでてきました。
緑内障の疾患概念が今まさにかわろうとしているようです。
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